![]() ![]() ![]() 京都ホテルでヒトを待っていた。ロビー中央に百合の花。麗しく薫っていた。外から風が始終吹いてきてとても寒い。だけどなんて心地いいのだろう。時々睡魔に襲われながら無意識の中で気付くと日比谷三信ビルアーケードにつながった。私の夢物語。 ![]() 寒いね。元気にしてる?私はだんだん冬眠から覚めつつ・・12月レコーディングはやはりたいへんだった。まだ今も引きずっていて一杯ご無沙汰ごめんね〜!今夜エフエム京都『Aricoピータースレストラン』でタンゴの革命児ピアソラをお届けした。タンゴ独特の強いリズム、ヨーロッパで熟成されたハバネラから南米でミロンガへと変容する過程。心が掻き立てられはやる気持ち。焦らされ死んだように微睡むバンドネオン。許したと思った瞬間また憎しみの極致へ向かう。恋の甘美な痛手を思いラジオの本番途中涙があふれそうに。ヤバいなピアソラ。なんて優雅な野性だろう。大好きだ! CD解説書にあった、ピアソラの音楽をチリの詩人パブロ・ネルーダは・・・・汗と煙、百合の花の匂いと尿の匂いに満ち、我々の様々な行動〜合法、非合法を問わず〜が散りばめられている。・・・古い衣服のように汚く、肉体と同じように食物の染み、恥、しわ、観察、夢、覚醒、予言、愛と憎しみの宣言、馬鹿馬鹿しさ、衝撃、牧歌、政治的信念、否定、疑い、断言が染みついている(『ニューヨーカー』誌1996年6月24日号および7月1日号に翻訳掲載された<不純な詩について>より抜粋・・・ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 東京での滞在中、友人に誘われ湘南へ。曇り空でいつしか雨模様。でもとても楽しいドライヴだった。着いた先は友人の友人の別荘。メキシコ人建築家リカルド・リゴレッタが建てた、遊び心一杯な家の周りにはプール。天井は個人宅で感じたコトのない途方もなく高かった。メキシコサイズ?自然の大らかさを感じた。 30人程のパーティーは、年季の入った寿司職人が見事に自然体で、一人前ずつ丁寧に握られとても美味しかった。お酒の弱い私はドラマティックな空間にすぐ泥酔?!した。その後、薩摩琵琶の櫻井亜木子さんが、正面の海の見える窓際で、美しい着物姿で壇ノ浦を語り始めた。波の音と暮れゆく海の暗さと物語にしっぽり溺れていった。 広い会場には、一本一本パイプから手作りした木の色が素敵なパイプオルガンと、空間に合わせてブルーに塗られたスタインウェイのビンテージピアノが・・・どんな音がこの空間に拡がるのかな?弾いてみたいな・・・・気持ちを察した友人がオーナーに話してくれた。そしてパーティー終盤に2曲弾かせて頂いた。ヤッパリ想像した通りとても心地よかった。音は柔らかく優しく降ってきた。弾いている間に波の音が入ってきて、最後にはその音にさらわれ私のピアノは高い空間に吸い込まれて消えた。 弾き終わって時計を見ると新幹線の時間が迫っていてすぐ失礼した。オーナーに・・・そして友人に。居合わせた皆さんに感謝です。 ![]() 学生の頃からずっと存在してるなんて奇跡のようだ。いつ行っても温かく迎えてくれる。当時は音大生なのに、クラシック音楽にホトホト嫌気がさして、毎日のようにマイナーな実験映像や古いモノクローム映画、現代アートギャラリー、ジャズ&ロック喫茶とliveを渡り歩いていた。 熱に浮かされたように動き回らずにはいられなかった頃。ココへ来るとリアルに還るコトが出来る。プアハウスの真ん中にもう桜が咲いていた。 ![]() ![]() ずいぶん前、バーでコンサートしたことがある汐留の高層ホテルに宿泊した。その時お世話になったマネージャーはいなくなって、そっと憧れていた場所も世の中の厳しい状況が色んなディテールに感じられた。 以前はいつまでも白々と明るく感じられたココも3/11以来、薄暗く曖昧でやわらかな光に包まれていた昼と夜の眺め。 ![]() 山茶花。冷たい空気の中、気付くと岐阜実家の庭に咲き始めていた。ボチボチ旧正月も過ぎ動き出した感じ。あっ3/1(木)東京松濤のタカギクラヴィアピアノサロンでまたLIVEします!詳細は近々・・・2月下旬、下呂と静岡でLIVEします。下呂ホテルパスツールディナーコンサートまだ空きがあるので旅気分で来てね!待ってま〜す! ![]() 謹賀新年。 お正月は岐阜の実家で母のお節に舌鼓。そして寝正月。ゆっくりした時間を過ごしてまた少しずつ動きはじめた。写真は琵琶湖の風景。視界が拡がる水際の柔らかな光に魅了されて時々親しんでいる。あっお年賀ハガキまだ書いてなかった!・・・とにかく今年もよろしくお願いします〜! ![]() どうしても今年中に、2011年に起こったコトを踏まえて、最高の響きをもつピアノで表しておきたい。そんなわがまま通してきました。おかげさまでレコーディング無事終了。写真はレコーディング会場、東京郊外の広いホールでレコーディングスタッフ、タカギクラヴィアの高木さん、エンジニアの北見さんと終了後一緒に。ピアノはニューヨークスタインウェイ通称きよし君!以前、コロンビア赤坂スタジオにいた麗しい子!最近一番惚れてるピアノです。自分のココロはこんなカタチをしてこんな響きをしていた!と感じられる不思議なエネルギーを感じます。 当日レコーディング会場へ、軽井沢千住博美術館映像音楽でお世話になった小島さん、ソニーベスト盤でお世話になった今泉さん、そして京都から、今回のレコーディングスポンサー山中満子さんが駆け付けて下さいました!感謝! 来年、この新しい響きがより多くの皆さんに届くよう一歩一歩新たに動いていきます。2012年も引き続いて応援よろしくお願いします。
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