今原町屋の天井
京都市上京区にある町屋へ夜、中野弘子さんとお邪魔した。中野さんは元Leaf編集長で、今は様々な本の執筆やコンサート等イベント開催など、様々な分野で活躍中。ただ今、Leaf10月号~80ページに掲載されている私の記事は、中野さんによる文章&写真です。町屋は中野さんの友人の、文筆家&ミニチュアアーティストの湧月りろさんの曾祖父、今原喜久一さんが1929に建てた。そしてひ孫の湧月さんはじめ兄弟みんなで、町屋を保存し、文化教室やイベント等スペースとして開放する取り組みを始めた。私が今夜ここに来たのは、とても状態のいいピアノがあると中野さんから聞いて、ぜひ弾いてみたいと思ったからだ。そして建物の中に入って驚いた!歴史の温かな重みと、部屋のそこかしこにまだたくさん残っている、ひとつひとつが丁寧な手仕事の美しさ・・・私が去年11月に出会った東京日比谷~三信ビルのコトもまた一瞬想い出した・・・。湧月さんたちご兄弟が、壊されようとしていた流れを止めて、大変な手間とお金をかけて、長い年月で傷んだ所をゆ
っくり修復して、この9月1日に「今原町屋」としてオープンするそうだ♪写真は2階洋室の天井。町屋に洋室?!ものすごくステキな、ドアを閉めるとまた独特の響きのする秘密めいた部屋だった。そして中庭にまたホッコリ♪1階のピアノは音が減衰していく余韻がとても美しく残る、いつまでも弾いていたい音。またいつかそんなに遠くない日に、ここでライヴしたいと思った♪出会いはいつも不思議・・・Arico♪
by aricohibinoawa
| 2007-08-31 03:23