京都駅ビル一角でイタリア映画祭♪
ホテルグランヴィア側のエスカレーターを7階まで上がったところ~東広場にただ今ミニシアターが、九月限定でオープンしている♪トルナーレの最新作から昔の映画、フェリーニやヴィスコンティ等、新旧取り混ぜて多彩で魅力的な映画が9月29日まで毎日朝10時頃から夜まで演っている♪今夜は「トリノ、24時からの恋人たち」を観た。出てくる登場人物やストーリーなんかより、断然リアルで美しい建物にまたまた恋してしまったゼ~♪そのお相手はトリノにある国立映画博物館。物凄~く魅惑的な存在感だった♪螺旋階段や内窓。中央のドームにポッカリ浮かぶ不安定な感じが、何とも妖しくてエロティックなエレベーター。乗ったら墜ちるかもって思うだけでもうドキドキ♪色んな仕掛けがある小部屋~可愛いベッドや小さなキッチンが急に出現~や、沢山のホコリにまみれたフィルムが眠る大部屋。多分に重厚な年代ものの建物なのだろうけれど、私にはそこは完璧なおもちゃ箱のように感じる。ずっとそこで遊んでいたい!気付いたら何十年か過ぎていそうな程・・・♪映画の
中で国立映画博物館の夜警役の男は、なんと幸福なコトに、そこに暮らしているという設定だったから、始終建物の内部が詳細に映し出されていて、それはそれはもううっとり、独特の建築様式だった♪古い建物の魅力にまたまたとりつかれてしまったのかこのアタシ?!あ~トリノに逢いに行きたいゼ~!!・・・映画を観終わって外に出ると、またまたそこはトリップ出来る光景が拡がっていた。以前にも同じ場所で期間限定の映画上映があったが、その時も何度か足を運んだ。名前はド忘れしたが、フランス在住のヴェトナム人映画監督にハマって、いくつか続けて観たのを今回また思い出した「青いパパイアの香り」「シクロ」・・・。その時も感じたけれど、映画を見終わった後の余韻と、現実の場所とのかなりな違和感が好きなのだ。いつもの駅ビルなのに全然違う、初めて来た場所のような錯覚。一瞬どこかへ迷い込んでしまったような感じなのだ♪7階から長く続くエスカレーターをゆっくりと降りながら、地上へ近付くにつれてだんだん夢から醒めていくようなリズムがとても心
地よい。映画を見終わった後の、このミョーなトリップ感を味わうために、またここで映画を観た。~Arico♪
by aricohibinoawa
| 2007-09-04 02:18